GTOリバイバルが26年ぶりに復活

ドラマ

「グレートだぜ」鬼塚英吉の名ぜりふ再び…初解禁された『GTO』続編の映像

1998年の夏に放送された俳優・反町隆史主演の連続ドラマ『GTO』が26年ぶりに復活し、カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』として2024年4月1日午後9時から放送されます。それを前に、98年版『GTO』に出演していた池内博之、山崎裕太、窪塚洋介、徳山秀典、小栗旬、藤木直人が“一夜限り”で再集結することが23日、決定しました。併せて、本作のポスタービジュアルも解禁となりました。

(左上から)池内博之、山崎裕太、窪塚洋介、(左下から)徳山秀典、小栗旬、藤木直人

『GTO』は、藤沢とおる氏による同名漫画が原作で、元暴走族の高校教師・鬼塚英吉が、破天荒な行動で生徒や学校の問題に体当たりでぶつかっていく学園ドラマ。立場や損得とは無縁の教師・鬼塚が、本音をぶつけ合い、命がけで生徒に向き合うことで、社会の裏側にくすぶっている問題を解決していく。『GTOリバイバル』でも、かつてグレート・ティーチャーと呼ばれた鬼塚が問題だらけの高校に教師として赴任し、悩みを抱えた令和の高校生たちに鬼塚流の熱血授業を繰り広げる。

今回反町演じる鬼塚が赴任するのは、私立相徳学院高校。この高校で問題となっているのは、フォロワーが200万人近くいる暴露系インフルエンサー“裁ノカ笑”。有名人も一般人も関係なく、どんなネタでも詮索&拡散して炎上させており、これまでに相徳学院の教師や生徒が何人も晒されてきた。あまりに狙われるため、校内に“裁ノカ笑”にふんする犯人がいるのではないかとのうわさもあり、生徒たちは日々互いの顔色を伺い、疑心暗鬼になりながら学校生活を送っているのだった。

98年版『GTO』に出演していたメンバーは本作で、かつての鬼塚の教え子である村井国雄(池内)、渡辺マサル(山崎)、菊池善人(窪塚)、依田ケンジ(徳山)、吉川のぼる(小栗)をそれぞれ演じる。当時、高校生だった5人は、あれからどんな道を歩んできたのか。鬼塚の親友・冴島龍二(藤木)も含め、彼らの意外な“26年後”の姿に注目。

 26年ぶりの『GTO』復活に加え、かつての教え子や親友との再共演が決まったことに、反町も「当時を思い出し、懐かしくなりました。26年間も『GTO』に対しての愛情と思い出を持ち続けていてくれたことが本当にうれしい」と声を弾ませた。

原作者が出版社にぶちぎれ

『GTO』は当時平均視聴率は28.5%最終回では35.7%と、とんでもない数字を記録した。さらに反町が歌う主題歌「POISON~痛い事も言えないこんな世の中は~」が大ヒットし、ヒロインの教師役には松嶋菜々子が出演しており反町と結婚するきっかけになったドラマでもありました。

まず、現在49歳の反町は
今の年齢で鬼塚役をやることの意味と責任を感じながら、『GTO』を応援してくださるファンの方々の期待を裏切らないよう作っていきたいと思いますと力強く語っている。ネット上ではファンからの歓喜の声が殺到しているが、その裏側で原作者が出版社にぶちぎれする事態が発生していた。
原作者の藤沢氏が2月20日付のXで、新作ドラマについて
「反町の鬼塚がSPドラマで復活します!」と投稿しています。
そのあとの投稿が、久々にGTOが復活するのは嬉しいんだけど講談社のヤンマガでやってたGTOの最終章にあたる「パラダイスロスト」は途中で雑誌から追い出されたまんま中断中だし、そのくせドラマになると前に出てくる・・・こんな会社ってどうなのよ・・・?・・・どこか、別の出版社で版権ごと引き取ってくんないかなあ・・と出版社である講談社への不満をぶちまけたのだ。

「週刊少年マガジン」(講談社)で連載された『GTO』は2002年に終了したが、その後もGTOの続編や番外編が制作されている。2014年からは最終章にあたる『GTOパラダイス・ロスト』が「週刊ヤングマガジン」(講談社)で製作された。『パラダイス・ロスト』は現在までに単行本が20巻刊行されている長期連載となっていたが、2023年2月に「しばらく休載します再開は初夏予定」と紙面で告知されたのを最後に連載がストップしており6月には電子書籍版が各ストアで販売停止になるという異変も起きていた。
初夏になっても連載は再開されなかったが、過去にも長期休載があったことや、こういっや休刊の理由としてよくある「作者の都合で休載が長引いているのだろう」とファンは考えていたようだ。
この投稿に対するファンの反応はというと「えええ!そんなことが」「毎週あるかないか楽しみにしてたのに」「ヤンマガでずっと読んでたのにあれ?ってなってました」「言いたいこと言えたじゃねえか」などと、ファンからすると、意外な理由で休刊されていた事実を知ったようです。
どうか、トラブルが大ごとになって、ドラマが放送されないなんてことだけは勘弁していただきたいものです。

反町隆史のインタビュー

実は、これまでにも何度か『GTO』やりませんか?というお話をいただいたりもしたのですが、今このタイミングで復活することに意味があると思い、今回は自分から声をかけさせていただきました。前回の放送から25年経ち、私自身二人の子供を育てた今、果たしてどんな鬼塚を演じられるのだろう、そして現代ならではの問題や悩みを抱えた令和の高校生と鬼塚の生きざまがどのような化学反応を起こして、視聴者に何を伝えることができるのだろう、と興味を持ったからです。学生生活ってやっぱり一番大事な時期だと思っていて、自分自身を振り返っても、部活、勉強、先輩後輩との関わり方や友達付き合いなど、自分のベースを作ったのは学生時代だと感じているので、そんな人間力を養う期間の過ごし方や大切なことを伝えられたらなと思っています。

台本を読んでみた感想については

メッセージ性の強いものになっていると思います。生徒役の中には、当時の『GTO』を知らないキャストもいると思うのですが、昔を知らなくても全然良いので、現場をはちゃめちゃにかき混ぜて欲しいです(笑)」

”伝説の教師”グレイト・ティーチャー・オニヅカを再び演じる意気込みについては

教師は、生徒に尊敬される存在であるべきだと思っているので、生徒の見本になるような教師を演じられたらと思います。自分が学生の頃より教師と生徒の間に少し距離感があるのかなと感じていて、時代に関係なく、教師と生徒の関係で大切なことは何かをズバリ伝えられたらと思っています。自分が考える鬼塚像と学生生活で一番大切だと思うことを、実はセリフの中に入れさせていただいたので、視聴者の方に少しでも響いたらうれしいです。自分自身は25年前と変わっていないつもりです、ただ年齢と立場と状況で少しずつ変化していくものかとも思うので、いつまでもエネルギッシュでいたいし、物事に対して前向きにポジティブに、誠意をもって応えたいと思っています。

視聴者へのメッセージについては

海外、特にアジア圏に行くと「GTO!」「鬼塚!」と声をかけていただけることが多く、海外での認知度も高いのを実感しますし、そんな作品の同じ役を、25年経って再び演じることなんて普通はないことだと思います。自分の中で鬼塚という役を忘れたこともないし、それだけ偉大なドラマだと実感しています。今の年齢で鬼塚役をやることの意味と責任を感じながら『GTO』を応援して下さるフアンの方々の期待を裏切らないように作っていきたいと思います!

一夜限りの再集結を遂げる、かつての『GTO』メンバーからそれぞれコメントが到着しました。

【池内博之】

26年ぶりに『GTO』をやると聞いた時は正直なところ耳を疑いました。しかも村井役としてオファーをいただき驚きしかありませんでした。また当時のように坊主頭?とかこの年齢で制服?とかいろいろと想像してしまいました。笑
長い年月が過ぎ、またこうして反町さんはじめキャストの方々と再会し、一緒にお芝居ができるなんて幸せでしかありません。見どころ満載の本作、是非たくさんの方々に観ていただけたら幸いです。

【山崎裕太】

26年という歳月を経てもまた復活できるということ自体、本当にすごいドラマなんだと実感してます。この26年の間にたくさんの作品をやらせて頂いてますが、こんなにも世間の皆様にすんなり復活を受け入れてもらえるドラマは他に見ないのではないかと。この作品に携われた事も、この時代に復活してまた携われる事もうれしく思ってます。
『GTO』メンバーとは、あれから今だに連絡を取ったり会ったりする間柄でしたが、現場で「また明日ねー」って言ってる感じがなんかもう、青春だったあの頃をフラッシュバックさせて、いちいちエモーショナルな気分になりました。
反町さんとの関係性もあの頃の共演者との関係性も何も色褪せぬまま26年経っている事が不思議でまるでパラレルワールドにいるようでしたね。あるラストシーンでは僕も池内も窪塚も小栗も鳥肌たってました。40超えたおっさん達が語彙力を失い「なんかすごいね」「なんかエモいね」ばかりで出演者の僕らも震えながらそのシーンを見ていました。

【窪塚洋介】

26年前、現場でも現場の外でも朝から晩までワイワイやってた“かけがえのない3ヶ月間”を思い出しながら、今の自分たちの立ち位置を踏み締めるような、とても感慨深い素敵な撮影となりました。当時のメンバーと少し照れながら、誇らしくもある気持ちで迎えたクランクインのファーストシーンは、芝居をしながらお客さんの視点になってしまうような、経験したことのない不思議な感覚に皆で包まれていました。鬼塚先生のラストカットの後ろ姿を見送ったあと「…エモ過ぎる」と4人全員が同時に声に出してましたね。笑
2024年の今を生きる高校生諸君、そしてファンの皆さん、我らがG.T.O.の暴れっぷりマジで“グレート”なんで乞うご期待です!!……あーO.A.楽しみだなあああ、てあの頃こんな気持ちだったなあああああ。

【徳山秀典】

あれから26年が経ったという実感がほとんどありません。あまりに記憶の奥底すぎて。しかし撮影現場に向かう途中、様々な思いをめぐらし、懐かしさと新鮮な気持ちが甦りました。現場に着けば反町さんから『久しぶり!お前変わらないな、出演してくれてありがとう』この一言がとても感慨深く、あぁ、鬼っちだ。と地に足が着いたのを思い出します。
GTO復活が決まり、衣装合わせで懐かしい顔ぶれを見て、現場で皆でずっとエモい…と言ってました。あの時生徒だった僕たちから、今の視聴者の皆様や現場の生徒達へバトンを繋げる役目を担えて幸せな、夢のような時間でした。そして変わらぬ鬼塚先生はやはりとびっきりグレートでした。

【小栗旬】

二十数年ぶりにこんな形で皆さんに再会できるとは思わず、
久々にお会いした鬼塚先生はあの頃と何も変わらない鬼塚先生でそれにも驚きました。
こういう事が起こると、この仕事を続けていて良かったなと思える瞬間でもあり、一つ一つの出来事がなんだか不思議な感覚で夢の中にいるようでした。
ただただ興奮しました。

【藤木直人】

『GTO』が復活するなんてまさに青天の霹靂!想像すらしていませんでした。四半世紀前の作品、僕にとって初めて連ドラにレギュラーとして参加させていただいたのがこの『GTO』。再び演じる事が出来るなんて感慨深かったです。
僕はほぼ反町くんとのワンシーンのみの出演でしたが、再会した時グータッチで迎え入れてくれたのがうれしかったです(笑)。
あの時代ですら言いたい事が言えないそんな世の中でしたが、コンプライアンスが厳しくなった今、鬼塚英吉がどんな事を巻き起こすのか?是非是非楽しみにしていて下さい!

令和の時代こそ、鬼塚英吉のような教師がいてくれれば、どれだけ子供たちが幸せになれるか、などと空想しながら、ドラマと今の高校生との科学反応に興味津々です。


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