大物女優と言われるようになった森七菜
今回は川村元気による40万部突破のベストセラー恋愛小説の実写化。映画『四月になれば彼女は』でメインキャストを務める、佐藤健・長澤まさみ・森七菜との共演です。
森七菜のプロフィール
森七菜は兵庫県で生まれ4歳から9歳まで大阪府枚方市で過ごし、両親の離婚をきっかけに大分県へ移り住んでいます。
大分の家が掘っ立て小屋のような家で、畳の間からカイワレ大根が生えていたり、お風呂場にナメクジが住んでいたりする住居で当初はびっくりしたが、大分で買う食材の魚がとても美味しかったことや、大阪時代の友人と文通をしていたこと、大分の同級生がとても優しくしてくれたことから新しい環境による不安な感情は少しずつ減っていったようだ。
2016年(中3)大分市内で家族と食事をしていた際、アーブルのマネージャーにスカウトされ、彼女自身が元々役者になることを夢見ていた為、東京でオーディションを受けることを目的にアーブルへ入所しました。
半年後ネスカフェのCMに起用され翌2017年にはドラマ『東京ヴァンパイアホテル』で役者デビュー、映画『心が叫びたがってるんだ。』で映画初出演を果たした。
デビューして半年でオーディションに次々と勝ち抜いていったことから、「オーディションにめっぽう強い15歳」と紹介された。
大分から東京へ移動する間(5時間)にオーディションや参加作品の台本を読み込み、東京から大分へ戻る間に高校のテスト勉強や進級に必要な課題をこなす日々を送った。
2018年、2020年公開の岩井俊二による映画『ラストレター』にオーディションを経て出演することが発表された。プロデューサーの川村元気は「自信のある新人ですね。岩井監督が『この子しかいない』と選んだのが彼女だった。本当に素晴らしい才能です」と出演発表時にコメントした。
同年新海誠によるアニメーション映画『天気の子』では2.000人の応募者から抜擢された。
2019年若手女優の登竜門といわれる第98回全国高等学校サッカー選手権大会の応援マネージャーに就任しました。
※ 現役高校生は13年ぶり₍新垣結衣₎。選抜校のマネージャーが森の親友だった。
過去歴代マネージャー
第84回(2005年度):堀北真希
第85回(2006年度):新垣結衣
第86回(2007年度):北乃きい
第87回(2008年度):逢沢りな
第88回(2009年度):川島海荷
第89回(2010年度):広瀬アリス
第90回(2011年度):川口春奈
第91回(2012年度):大野いと
第92回(2013年度):松井愛莉
第93回(2014年度):広瀬すず
第94回(2015年度):永野芽郁
第95回(2016年度):大友花恋
第96回(2017年度):髙橋ひかる
第97回(2018年度):清原果耶
第98回(2019年度):森七菜
2020年 映画『ラストレター』の主題歌「カエルノウタ」を歌う歌手としてメジャーデビュー。
そして同年3月 NHK連続テレビ小説『エール』に出演。
また同年7月、大塚製薬「オロナミンC」CM内で使用されている楽曲「スマイル」をリリース。
暮にはORICON NEWS発表の「2020年 ブレイク女優ランキング」において第1位に選出された。
高校卒業と同時に上京して一人焼肉にはまる。
上京して5カ月の森さんにテレビ初密着。森さんは一人焼き肉に“取りつかれている”ことを明かし、一人焼き肉専門店や立ち食いスタイルの焼き肉店をはしごしながら、豪快に頬張る姿を披露しました。
お芝居だけでなく森七菜は、どこか懐かしいメロディと美しく壮大なアレンジの歌声で印象を残しています。彼女は素直で飾り気のない歌声で、聴き手の心にまっすぐ響いてきます。また、カップリング曲では小泉今日子の「あなたに会えてよかった」や荒井由実の「返事はいらない」のカバーにも挑戦しています。
森七菜 事務所問題で干された!?
2021年1月にインスタグラムのアカウントが突然閉鎖され、所属事務所(アーブル)のウェブサイトからもプロフィルが削除されたため、『もしや引退?』とファンは騒然としました。後日、二階堂ふみさんや土屋太鳳さんが所属する大手事務所(ソニー・ミュージックアーティスツ)とエージェント業務提携したことが発表されたのですが、前事務所とのゴタゴタや、移籍に関する泥沼模様などがさまざまな媒体で報じられたました。結果的に、森七菜本人とは関係のないところでマイナスイメージがついてしまった形になりました。
森七菜さんを発掘したK氏は敏腕プロデューサーであり、森七菜さんを育てる存在でした。
社長の後を引き継いだ幹部もいつの間にか居なくなり事務所は活動停止状態となってしまった。
〝ななママ〟と呼ばれ、森七菜さんのキャリアをサポートしていました。彼女は森七菜にさまざまなオーディションの機会を提供し、ヒロイン役に抜擢されるなど、森七菜の成功に大きく貢献していました。
そしてこのお母さまが今回の移籍に貢献したことは、ほぼ間違いないと言われています。
森七菜は弾けるような笑顔とナチュラルなかわいらしさで人気を博していますが、表現力も豊か。映画『ラストレター』では一人二役に挑戦し、『青くて痛くて脆い』では原作小説では存在しない少し陰のある不登校の少女を巧みに演じていました。アイドルになれなかったアルバイト店員がコンビニのスイーツ開発に奮闘する姿を描いた連ドラ初主演作『この恋あたためますか』も好評でした。透明感や親しみやすさを感じさせるイメージだっただけに、事務所移籍に関する一連の報道は逆風になってしまいました。しかし、騒動も沈静化し、今後はパワーアップした演技力で、さらなる活躍を見せてくれそうです。
騒動を乗り越えて“強く”なった森七菜の、また芸能界を席巻する姿が拝めそうです。