二階堂ふみとは?プロフィールと経歴
幼少期からの演技人生とブレイクのきっかけ
映画好きな監督の影響で近い頃から映画に比べて、女優への憧れを抱いている。
12歳のとき、沖縄のフリーペーパー「沖縄美少女図鑑」掲載をきっかけにスカウトされ芸能界入り
2007年、ドラマ『受験の神様』で女優デビュー
2008年『キミに歌ったラブソング』でドラマ初主演
2009年、役所広司監督『ガマの油』で映画初出演(ヒロイン役)となり、本格的な女優活動を開始
2011年、『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まない』で映画初主演。今後の演技力の高さが話題となり注目を集める。
ブレイクのきっかけは、2012年公開の映画『ヒミズ』(園子温監督)。 この作品で、ヴェネチア国際映画祭新人俳優賞(マルチェロ・トロマスヤンニ賞)を染谷将太とともに日本人として初受賞。
代表作と受賞歴の紹介
主な代表作
『ヒミズ』
『ガマの油』
『翔んで埼玉』シリーズ
『地獄でなぜ』悪い
『脳男』
『私男』
『人間失格 太宰治と3人の女たち』
『リバーズ・エッジ』
NHK連続テレビ小説『エール』ヒロイン役
NHK大河ドラマ『平清盛』『西郷どん』
ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(連続ドラマ初主演)
主な受賞歴
年度 | 受賞内容(作品名など) |
---|---|
2011年 | 第3回TAMA映画賞最優秀新人女優賞・第26回高崎映画祭最優秀助演女優賞(神聖かイケメンちゃん) |
2012年 | 第68回ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(ヒミズ) |
2013年 | 第36回日本アカデミー賞新人俳優賞(ヒミズ・悪の教典) |
2013年 | 第56回ブルーリボン賞助演女優賞(脳男・地獄でなぜ悪い・四十九日のレシピ) |
2014年 | 第38回日本アカデミー賞優秀主演女優賞(私男) |
2019年 | 第43回日本アカデミー賞優秀主演女優賞(翔んで埼玉)、優秀助演女優賞(人間失格太宰治と3人の女たち) |
2020年 | ザテレビジョン ドラマアカデミー賞助演女優賞・日刊スポーツ・ドラマグランプリ助演女優賞(エール) |
2023年 | 報知映画賞助演女優賞(日刊スポーツ映画賞・キネマ旬報ベスト・テンも助演女優賞)(月) |
最初の映画主演作『ヒミズ』での国際映画祭受賞が大きな転機となり、今後も日本全国で数々の賞を受賞。
カズレーザーとの結婚、なぜ「社長」?
カズレーザー(41歳)と二階堂ふみ(30歳)は2025年8月10日、両者の公式SNSや事務所のサイトで電撃婚を発表しました。
カズレーザーは結婚報告時やテレビ番組の生出演で「私は二階堂さんのことを“社長”と呼んでいます」と明かしています。 「僕よりすべてがしっかりしている」「掃除が届いた部屋は初めてだった」と話し、一人の人間として深く尊敬している姿勢が見られます。
突然の電撃婚発表!二人の出会いと関係性
2025年8月10日の午後、二人は連名コメントで「ゆるく朗らかな家庭を築いていきたい」と発表。SNSでも大きな話題になりました。
出会いのきっかけは2017年の日テレ系特番「DASHでイッテQ!連続のしゃべくり人気番組NO.1決定戦」。ところどころ二階堂が「カズ様と会いたい、お顔がカッコイイ」と公開告白し、カズレーザーも「ご飯でも行きましょう」と返したことが名シーンとしてファンの記憶に残っています。
さらに、実は2016年頃から二階堂がミックス番組で「カズレーザーさんがタイプ」と発言していたことも知られています。
交際期間と公の場でのエピソード
交際期間は公式に明かされていないが、関係者証言や対立スケジュールから「1〜2年程度」と推測されている。
共通の社内全体でプライベートで交流を重ね、対立を尊重し合いながら自然体でいられる関係を続けてきた。
テレビ生放送では谷原章介キャスターから祝福を受け、カズレーザーが「部屋がきれい」「共同生活から新居に集中している」など幸せそうに報告。
「スナックおふみ」ファン交流イベント
「スナックおふみ」は、二階堂ふみが『スナックのママ』になってファンとする交流限定イベントです。大阪・東京で計8公演が2025年8月~9月に開催され、ファンと距離に近い温かい雰囲気が大きな魅力です。

「ママ」としての魅力
二階堂ふみ本人がカウンターに立ち、来場者と直接乾杯しながら気さくなトークや音楽などを披露します。女優業とはひと味違って、意外と気遣いな「ママ」として、飾らない素顔と熱くでファンを迎えます。「ママふみ」の温かさや気配り、盛り上げ上手なトーク力が特筆されています。
イベント内容
開催場所は「グランドサロン十三」(大阪)と「品川プリンスホテルクラブeX」(東京)。 チケットは15,000円で飲み放題&お土産付き。昼夜2部制で、それぞれトークやファンとの交流、音楽コーナー、お企画などが用意されています。
ファンとの距離が近い交流
ステージと客席の一体感が特徴で、「推しの『推し活』イベント」として語られるほど、ファンとの直接会話や乾杯、質問コーナーや即興ミニライブ等が評判です。
本人コメント
「前回同様、楽しく素敵な時間にできればと思います」「皆さんと笑顔で乾杯できる新しい思い出を作りたい」と思っており、ファンとの「濃い」交流への議論が伝わってきます。
「スナックおふみ」は、女優としての実力だけでなく人間的な魅力と何よりの手軽さをファンが身近に感じられる、特別な体験型イベントです。
ロリエのブランドアンバサダーとしての活動
ロリエのブランドアンバサダーとして、二階堂ふみはCM出演をはじめ、生理に関する社会発信や女性のエンパワーメント、職場環境の改善など幅広く活動しています。
CM出演と社会発信
2022年3月8日の国際女性デーからブランドアンバサダーとしての活動を開始し、「スリムガード」のCM出演や限定CMで自身の言葉で生理やその環境についての想いを発信しました。
公開されたCMでは、「生理について無理しない」「生理はまだまだ話しにくい」といったリアルな悩みや体験を自分の言葉で伝えています。
国際女性デー限定CMでは、「いつも通りじゃいられない、頑張りたくても頑張れない」といった、多くの女性の実際の気持ちに寄り添ったメッセージを発信しました。
女性としてのメッセージと社会貢献
二階堂ふみ自身、「自分が生理を持つ身体的な女性として、生理を経験している人たちと何か共有できることがあれば」とコメントし、自分の体と向き合いながら課題に取り組んでいます。
アンバサダーとして、CMタレント以上の役割で担当者と意見交換しながら、生理やジェンダーギャップ解消に取り組む姿勢を明確にしています。
「職場のロリエ」プロジェクトでは、生理用ナプキンを職場のトイレに設備化する活動を推進し、「働きやすい職場環境」を具体的に社会展開しています。
この取り組みは企業だけでなく学校や病院、保育所などにも拡大し、女性が働きやすい環境づくりに今後も貢献していきます。
活動はSDGs(持続可能な開発目標)のジェンダー平等ともリンクしており、「体の違いを理解し、ポジティブに広げたい」という二階堂本人のメッセージに基づいています。
その他の活動・対談
産婦人科医など専門家との対談も行われ、女性の身体や健康についての正しい知識普及にも取り組んでいます。
このように、ロリエのブランドアンバサダーとして二階堂ふみはCMなどの露出に留まらず、社会への発信や職場環境改善、女性へのポジティブなメッセージを積極的に展開しています。

小杉湯との関わりと環境への意識
二階堂ふみは、小杉湯とのコラボ企画やCM参加を通じ、銭湯文化への共感と環境意識を社会に発信しています。
小杉湯でのCM出演と銭湯文化への共感

二階堂ふみは「小杉湯原宿」など銭湯施設に関係し、地域密着型のイベントやゲスト出演、映像コンテンツなどで銭湯文化の魅力を発信しています。彼女は、銭湯が「からだと心をリセットできる場所」として現代社会に必要な女性意味を語り、実際に小杉湯を拠点に健康啓発活動にも参加しています。
特にロリエの社会貢献活動と連動する形で、小杉湯を会場としたイベント「今日は、からだを想う日」では、女性の健康支援のための募金や情報発信に貢献しています。
環境問題に対する意識と女性としての役割
小杉湯原宿は、銭湯を中心とした「街づくり」の見通しとして緑化や再生資源利活用など環境配慮型の施設運営に力を入れており、そのメッセージも二階堂ふみの環境意識と共鳴しています。
近年、イベントの発電にバイオディーゼルなど再生可能エネルギーを活用し、カーボンニュートラルの推進に努めていることも報道されています。
二階堂ふみは「女性の体を大切にし、社会の持続可能性や環境問題へも積極的な視点を持つことが、次世代に向けた新しい女性像だ」と語り、銭湯文化や地域環境への共感・応援を表明しています。
社会貢献・啓発活動
小杉湯を拠点にしたイベントや対談によって、女性特有の悩みへの気づきや、日常的な環境への配慮、ジェンダー平等の重要性を社会へ積極的に発信しています。
このように、二階堂ふみは銭湯文化と環境意識、女性としての啓発と社会貢献を複合的に推進しています。
父親との関係と家族の背景
二階堂ふみさんは、父親が東京出身の和食料理人で、母親が沖縄出身の家庭で育ちました。家族は父、母、二階堂ふみの3人家族で、彼女は一人っ子です。幼少期は繊細で人見知りな性格で、11歳の時に両親が離婚し、その後は母親に引き取られて母子家庭で育ちました。母親と2人の生活は経済的に厳しく、お風呂がないなどの困難もあったものの、母はできる限り好きなことをやらせるよう支えていました。
父親とは離婚後も良好な関係を続けており、和食の料理人としての経験から、幼少期には食事の作法を厳しく教えられ、特に蕎麦の正しい食べ方を徹底的に指導されたことが現在の彼女の礼儀正しい人柄に影響しています。離婚後は和食職人を辞め、障がい者支援施設で働いている父親の姿を尊敬していると語っています。
という背景があり、これらが彼女の現在の人格形成や活動に大きな影響を与えています。
バラェティ―番組の降板理由
二階堂ふみさんがバラェティ―番組「ぐるナイ・ゴチになります!」を降板した理由は、主に役者業に専念したいという本人の意思によるものでした。彼女は2016年にレギュラーメンバー入りし、2017年11月放送で突然卒業を発表しました。本人は「本当に幸せな2年間だったが、もっと役者として勉強していきたい気持ちがあり、お芝居に集中したい」と説明しました。ただし、卒業発表は残り数戦を残しての突然のものであり、最下位でクビになる通常の流れを踏まず、自分の都合での降板であったため視聴者や番組関係者の間で物議を醸しました。
また、卒業発表後も最終戦までは番組出演を続けるという対応に対しても「意味がわからない」「中途半端」との批判がネット上で見られました。本人が「売名のために出演した」とも語っていたこともあり、卒業のタイミングや形式に関して疑念の声が挙がっていますが、役者としてのキャリア優先が基本的な理由です。
芸能界での評価については、女優業をしっかり進めたいという真摯な姿勢は評価されており、今後もNHK大河ドラマ『西郷どん』や複数の映画出演が決定しているため、役者としての活動を中心にキャリアを築いていく方向です。
時代劇「将軍」出演と役作り
二階堂ふみさんは、時代劇「SHOGUN 将軍」にて落葉の方役を演じています。この役は故太閤の息子を産んだ唯一の側室であり、息子を守るためには手段を選ばない無慈悲で計算高い女性という強烈なキャラクターです。彼女はこの役に対して、母性や母親としての強い愛と信念を持つ女性像を表現し、当時の女性が政治の道具として使われていた背景の中でも「女性たちがそれぞれ自分の意思で決断し行動していた」という現代的な解釈を意識して演じています。これにより、落葉の方の魅力として「力強さと繊細さが共存し、母性愛も感じられる」役柄を作り上げています。
役作りのために、原作小説や1980年版ドラマをはじめ、自身が10年前に大河ドラマ「軍師官兵衛」で同じキャラクターを演じた経験も大きな助けとなりました。現場では照明やセットの暗さが自然な影を生み出し、それも演技の雰囲気に寄与しています。共演の真田広之さんからも、二階堂ふみさんの強い存在感、特に目力の強さを絶賛されており、二人の距離感や演技の迫力が作品の重要な要素となっています。
また、この作品はハリウッドプロダクションが制作したもので、二階堂ふみさんにとってはハリウッドデビュー作となりました。製作現場では言語や文化の違い、撮影環境の違いに戸惑いもあったものの、真田広之さんの言葉やハリウッドの制作スタッフの姿勢から多くを学び、自身の能動的な姿勢の重要性に気づく貴重な経験となりました。壮大なセットや小道具、CG技術を使い、リアルでスケールの大きい戦国時代の日本が忠実に再現されていることも、この作品の大きな魅力です。二階堂さんは海外作品への出演意欲も語っており、国境を越えた作品づくりへの参加や交流に積極的な姿勢を示しています。
要点として、
・ 落葉の方役は、母性愛と強い信念を持つ側室で、手段を選ばず息子を守る計算高い女性
・ 原作や過去の大河ドラマでの同役経験を活かし、力強さと繊細さを融合した演技を披露
・ 真田広之さんが共演し、二階堂の目力や存在感を高く評価
・ ハリウッド初の時代劇作品であり、現場での文化や言語の壁を乗り越えた学びがあった
・ 製作は壮大なスケール感とリアリティを追求し、日本の歴史を忠実に描写
・ 二階堂ふみは海外作品への出演意欲を持ち、国際的な映像制作に積極的に参加したい意向を示している
このように、「SHOGUN 将軍」での二階堂ふみさんの挑戦は、時代劇の新しい切り口とハリウッド制作現場での貴重な経験が融合したものとなっており、彼女の女優としての成長と国際的な活動展開の一里塚となっています。

二階堂ふみの多彩な魅力と今後の展望
独自の演技力と活動分野
二階堂ふみさんは、10代から数々の映画・ドラマで存在感を示し、繊細さと大胆さを併せ持つ独自の演技力で高く評価されてきました。作品ごとに全く異なる役柄を自然に演じ分ける変幻自在さは、大胆な感情表現から静かな内面描写まで幅広く対応できる強みです。
特に近年のハリウッド作品「SHOGUN 将軍」での落葉の方役は、力強さと母性愛を兼ね備えた複雑な人物像をリアルに体現し、国際的にも注目されました。この挑戦は、日本国内にとどまらず海外の映像作品にも積極的に挑む姿勢を示した重要な転換点でもあります。
活動分野も映画やテレビドラマにとどまらず、写真、エッセイ、舞台、さらにはファッションやアートイベントなど多岐にわたり、一つのジャンルに収まらないアーティスト性が魅力の一つです。彼女は作品選びにおいても「どれだけ役に共感できるか」や「演じる意味があるか」を大切にしており、その誠実な姿勢がファンや業界関係者から強く支持されています。
ファンへのメッセージと未来への決意
二階堂ふみさんは、これまで支えてくれたファンへの感謝の気持ちをたびたび公言しており、インタビューや舞台挨拶では「作品を通して心に残る瞬間を届けたい」と語っています。彼女にとってファンとのつながりは、演技活動を続ける大きな原動力です。
今後については、さらに演技の幅を広げるための努力を惜しまず、日本の映像界だけでなく国際的な舞台でも活躍する女優を目指す決意を示しています。また、社会的なテーマを扱う作品や、自らクリエイティブ面にも関わるプロジェクトにも意欲的で、長期的にはプロデュース業など裏方にも挑戦する可能性があります。
彼女の未来は、女優としての深化と世界への進出、そして多分野での表現活動の拡大という3つの柱で広がっていくと言えるでしょう。