豊原江理佳のプロフィールや足跡
豊原江理佳さんは、ミュージカルを中心に活動している日本の女優です。ドミニカ共和国生まれで、音楽家の父の影響を受け、幼少期から歌に親しんできました。9歳の時に地元のミュージカルに参加し、女優を志すきっかけとなりました。2008年にミュージカル「アニー」でデビューし、以降、多くの舞台作品に出演しています。
最近では、2023年に公開された実写ミュージカル映画『リトル・マーメイド』の日本語吹き替え版で、主人公アリエルの声を担当しました。また、2024年にはブロードウェイ・ミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』でヴァネッサ役を演じる予定です。
舞台芸術における彼女の足跡は、ミュージカル『アニー』から始まり、『カルメン』、『アップル・ツリー』、『ソーホー・シンダーズ』、『ピーター&ザ・スターキャッチャー』、『ゆびさきと恋々』など、多岐にわたる作品に出演してきました。彼女の多才な演技力と歌声は、観客を魅了し続けています。
豊原さんは、ドミニカ人の父、日本人の母のハーフとして生まれました。
ドミニカで生を受け、1歳の時に日本(大阪府堺市)に戻ってきたそうです。
豊原さんの父親は、ラテン系の音楽を作曲しているミュージシャン。
踊りとセットになっている音楽だったので、幼い頃から自然とリズム感が養われたといいます。
また父親の影響で、生まれた時から常に周りに音楽があったとも語っています。
『小さな頃から当たり前のように「みんな、大人になったら音楽の仕事をするんだ」という感覚の中、育ちました』
父親が芸能の神様として知られる京都の車折神社に「豊原江理佳」の玉垣が!
芸能界での成功を願って、玉垣を奉納してくれたんだそう。
母親については一般の方なので、詳しいプロフィールなどはわかっていません。
豊原さん曰く「お茶目でエネルギッシュで、まるで少女のような母」ということです。
そして彼女に兄弟はいないそうです。
ブロードウェイ・ミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』公演
ブロードウェイ・ミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』(2024年9月 – 10月)で豊原さんはヴァネッサ役を演じるそうです。
世界中で最もチケットが取れないミュージカルと言われる『ハミルトン』を生んだブロ-ドウェイの異端児リン=マニュエル・ミランダの処女作であり、傑作と呼ばれる『イン・ザ・ハイツ』が、2021年に続けて、今秋、待望の再々演を行うというものです。
日本では、2014年に日本版を初演。日本人では表現が難しいとされたラップ部分をKREVAが見事な日本語表現に替え、日本人に届く日本語歌詞へ作り上げました。2021年にはコロナ禍で一部公演中止を余儀なくされながらも再演。日本を熱くさせました。
そして、2024年、ウスナビ役にはDef TechのMicroと平間壮一がWキャストで続投。初演以来の出演となる松下優也ほか、sara、豊原江理佳、有馬爽人など新キャストに実力派のベテラン勢も集結し再々演!近年、様々な舞台作品において、演出・振付が高く評価され、2014年版・2021年版の『イン・ザ・ハイツ』を成功に導いた立役者であるTETSUHARUが、この豪華キャストらと共に、再び日本に『イン・ザ・ハイツ』旋風を巻き起こします!!
2021年の作品についての評価に関しては、映画化された作品が多様な音楽とダンスで魂の叫びを表現し、映像美も鮮やかに彩られていると評価されている一方で、ドミニカ共和国の歴史に関する苦悩(スペインとアメリカの植民地としてたらい回しにされ、奴隷と大量殺戮の歴史)が十分に描かれていないという意見もあるようです。
しかしゴールデングローブ賞主演男優賞にもノミネート。ラップやサルサ、ヒップホップなどの楽曲が多数使用され、本作のアルバムは2009年度グラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞も受賞するなど、まさに21世紀のミュージカル界に新風を巻き起こした作品です。
豊原江理佳さんの芸術的な旅路と、彼女が演じるキャラクターへの情熱を垣間見ることができるでしょう。彼女の今後の活躍にも注目ですね。