MIKIKO先生の舞台裏日記
MIKIKOは、日本の演出振付家。女性ダンスカンパニー、株式会社ELEVENPLAY代表取締役。愛称は「MIKIKO先生」
東京生まれ。2歳のとき父親の転勤で広島市へ引っ越す。広島の自宅は毎年5月にひろしまフラワーフェスティバルが開催される平和大通り(100m道路)沿いにあり、ステージの骨組みが出来ていく過程を興味深く眺めていた。父親が広告代理店に勤務していたため、ライブや舞台裏を見ることができた。振付師という職業を知ったのも、米米CLUBのライブをバックステージで見せてもらったことがきっかけという。
安田女子中学校のバトン部の一員としてフラワーフェスティバルの舞台やパレードに出て、人前で踊る楽しさを覚え、高校に入ってヒップホップダンスを始めた。
1996年、19歳からバレエとストリートダンスの経験を元にダンス指導を開始する。
1999年、大学在学中の21歳のとき、テレビ新広島がアミューズと提携してアクターズスクール広島を開校するための最初の講師陣の一人となった。
一期生には当時小学校5年生だった(のちの)Perfumeもいた。Perfumeが東京に出て以降も、(アミューズでの初期の活動の一時点を除いて)楽曲ほぼすべてで振り付けを担当している。スクールの発表会は年に春と秋の2回あり、年間約50曲の振付をスクール生のために作成し、構成を含めたスキルが鍛えられた。
2000年にMAXのバックダンサーとなり、同時期にダンスグループVAXを結成した。広島と東京の間を週1回は往復する生活を5年間ほど送る。
2003年、当時中学3年生のPerfumeがアミューズとマネジメント契約を結び、3人だけで上京。
2005年、28歳のときMIKIKOもアミューズとマネジメント契約を結び、本格的に演出家としての活動を開始、「つくる仕事」に専念するため東京に転居。この直接のきっかけは同社会長の大里洋吉が舞台「DRESS CODE」を見たことだった。そして大里は「演出家になること」感性を磨くため「ニューヨークに転居すること」を指示した。
2006年から二年間米国留学。在米中もビデオレターを用いてPerfumeらにダンスを指導した。2008年帰国しPerfumeがブレイクしたことを知る。
帰国後、アミューズ所属のアーティストを中心に振り付けを提供。
2009年、ELEVENPLAYを立ち上げ。この頃からテレビCMの振り付けやコンサート演出を大量に手掛けるようになる。
2010年、さくら学院の結成以降、同グループとその派生ユニット(BABYMETAL、科学究明機構ロヂカ?など)の楽曲すべてを振り付け。
2012年、蛯原友里、押切もえ、安座間美優、山本美月らモデル17人が踊るファッションショー「Canコレ!」の振り付けを担当。
2014年、ELEVENPLAYが初音ミクと共にレディー・ガガのコンサート前座を務める。MIKIKOが振り付け・演出した 伊勢丹の宣伝動画 がグッドデザイン賞を受ける。
2015年、技術と芸術の祭典「SXSW」におけるPerfumeの 公演 が「ACC CM FESTIVAL」インタラクティブ部門の総理大臣賞/ACCグランプリを受賞。MIKIKOは絵コンテを作り、真鍋大度らに照明やカメラワークを指示した。
2016年、リオ五輪閉会式における、五輪旗引き継ぎ式の芸術パートを担当。同年、テレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』エンディングの振り付け(恋ダンス)を担当、大きな反響を得る。ミュージックビデオ「Cold Stares」がオーストリアの芸術賞「Prix Ars Electronica」(Computer Animation/Film/VFX部門)のAward of Distinctionを受ける。
2017年、デジタルメディア協会はMIKIKOに、AMD Award ’16 審査員特別賞(Jury’s special award)を授与。同年、『VOGUE JAPAN Women of the year 2017』を受賞。
さらに、東京2020 開会式・閉会式 4式典総合プランニングチームに就任。演出チームの実質的な統括地位にあったが、開会が迫る2020年12月、髙田佳夫(電通代表取締役)により演出チームは解散に追い込まれる恰好で辞職した。代わって総合統括に就いたのが佐々木宏(髙田と電通同期入社のクリエイティブディレクター)であった。
2018年、「第4回Women of Excellence Awards」にてビジネス部門を受賞
NHKあさイチにMIKIKO先生出演
2024年9月13日のNHK「あさイチ」のプレミアムトークに、MIKIKOさんが出演しました。この回では、以下の内容が取り上げられました。
- Perfumeの全楽曲の振り付けを担当していることや、彼女とPerfumeとの絶大な信頼関係について。
- 羽生結弦さんが驚いた東京ドーム公演の魅力について。
- 独創的で緻密な振り付けの発想法についての詳細な解説。
このエピソードでは、Perfumeや羽生結弦さんのインタビューも交えながら、MIKIKOさんの振り付けに対する情熱や創造性が紹介されました。
MIKIKO先生は、振付師としても演出家としても非常に才能豊かで、多くの人々に影響を与えていますね。今後の期待としては、次のようなことが挙げられると思います。
- 新しい振付作品の創作:MIKIKO先生の独創的な振付は常に注目されています。新しい作品やコラボレーションを通じて、さらに多くの人々に感動を与えてほしいです。
- 若手振付師の育成:MIKIKO先生の経験と知識を活かして、次世代の振付師やダンサーを育てることも期待されています。ワークショップやマスタークラスを通じて、若手にインスピレーションを与えてほしいです。
- 国際的な活動の拡大:既に国際的にも評価されていますが、さらに多くの国や地域での活動を通じて、世界中の観客に日本のダンス文化を広めてほしいです。
- 新しいメディアや技術の活用:デジタル技術や新しいメディアを活用した斬新なパフォーマンスやプロジェクトにも期待が寄せられています。
MIKIKO先生の今後の活躍が楽しみですね!あなたはどのような活動に期待していますか?