原菜乃華とは?基本情報とデビューのきっかけ
原菜乃華(はら なのか)は、2003年8月26日生まれ、東京都出身の女優。現在はトライストーン・エンタテイメントに所属している。身長は161cm、血液型はA型。
デビューのきっかけは、3歳ごろにベビーカーに乗っているところをスカウトされたこと。その後、4歳頃から子役や読者モデルとして活動していたが、幼稚園時代にアニメ『きらりん☆レボリューション』の主人公に憧れ、本格的に芸能界に興味を持つようになった。正式には2009年、6歳の時に「J-beansネットスカウトオーディション」に合格し、芸能界デビューを果たした。
子役時代の活躍と代表作
原菜乃華は子役時代から多くのドラマや映画、CMに出演している。代表作には以下がある。
ドラマ
『浅見光彦シリーズ28 高千穂伝説殺人事件~歌わない笛~』(2009年)克子(少女期)役
タクシードライバーの推理日誌26』(2010年)町川恵美子役
『日経スペシャル ガイアの夜明け』(2010年)江口洋介の娘役
『秘密諜報員 エリカ』(2011年)長谷川結衣役
『外科医 鳩村周五郎11』(2013年)星野まりや役
『夫のカノジョ』(2013年)間宮さくら役
『ビンタ!~弁護士事務員ミノワが愛で解決します~』(2014年)箕輪カナ役
『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(2015年)猪熊夕貴(少女時代)役
映画
『BOX 袴田事件 命とは』(2010年)熊本典道の長女(回想)役
『Lieland』(2016年公開、2011年制作)主演・アリス役
『地獄でなぜ悪い』(2013年)武藤ミツコ(10歳期)役
また主な出演作品、日本マクドナルドのハッピーセットCMなどにも出演し、子役時代から幅広い活躍を見せている。
アニメ映画
『すずめの戸締まり』(2022年)岩戸鈴芽役(声優初挑戦で1700人超のオーディションを勝ち抜き、主演を務めた)
大河ドラマ
『どうする家康』(2023年)千姫役(大河ドラマ初出演)
ドラマ
『こむぎの満腹記』(2023年)主演・橘こむぎ役(テレビドラマ初主演)
『世にも奇妙な物語’24 夏の特別編「友引村」』(2024年)主演・藤崎凛役
映画
『ミステリと言う勿れ』(2023年)狩集汐路役(ヒロイン)
『恋わずらいのエリー』(2024年)主演・市村恵莉子役
『【推しの子】』(2024年公開予定)有馬かな役
連続テレビ小説
『あんぱん』(2025年度前期)ヒロインの妹・メイコ役(NHK連続テレビ小説初出演)
受賞歴
第18回声優アワード 新人声優賞(2023年、『すずめの戸締まり』岩戸鈴芽役)
第47回日本アカデミー賞 新人俳優賞(2024年、『ミステリと言う勿れ』狩集汐路役)
原菜乃華は、子役時代から現在に至るまで俳優・声優として多彩な活躍を続けており、今後もさらなる飛躍が期待されている。

朝ドラ『あんぱん』出演決定!【原菜乃華 あんぱん】
『あんぱん』の作品概要とキャスト情報
『あんぱん』はNHK連続テレビ小説第112作で、2025年放送。漫画家・やなせたかしさんとその妻・小松暢さんをモデルとしたオリジナルストーリー。脚本は中園ミホが担当し、激動の時代を生き抜いた二人が「逆転しない正義」を体現したアンパンマンにたどりつくまでを描くフィクション作品。
主なキャスト
朝田のぶ(ヒロイン):今田美桜
柳井嵩(ヒロインの夫):北村匠海
朝田メイコ(三女):原菜乃華
その他:戸田菜穂、中島歩、河合優実、高橋文哉 など
主題歌はRADWIMPS「賜物」、語りは林田理沙アナウンサー。
原菜乃華が演じる役柄と見どころ
原菜乃華は朝田家の三女・メイコ役を演じる。メイコは天真爛漫で歌うことが大好きなキャラクター。家族や周囲の人々を明るくする存在であり、物語の展開に華を添える。第7週では、健太郎(高橋文哉)に恋心を抱くなど、青春の一面も描かれる。
見どころは、メイコの愛らしさと成長、そして家族や健太郎との心温まるやりとり。原菜乃華が朝ドラ初出演ながら、魅力的な妹キャラを演じきっている点も注目される。
原菜乃華本人のコメントと朝ドラへの想い
原菜乃華は「いつか出演できたらいいなぁと思っていた夢の場所だったので、すごくうれしかったです」と朝ドラ初出演への喜びを語っている。また、「メイコ役として、皆さんに愛されるような妹を目指せたらいいなと思っています」と役への思いを明かした。
共演する今田美桜(のぶ役)や河合優実(蘭子役)についても「やさしくて穏やかで、最初からたくさんお話してくださいました。私が出演している他の作品を見てくれていて、その感想を伝えてくださるんです。お芝居でもすごく頼りになりますし、お二人がお姉ちゃんで本当によかったなと思う毎日です」と感謝の言葉を述べている。
さらに、メイコの恋心について「朝からキュンキュンしていただけたら」と視聴者にエールを送っている。

話題の実写ドラマ『推しの子』での熱演【原菜乃華 推しの子】
有馬かな役に抜擢された理由
原菜乃華が実写ドラマ『【推しの子】』で有馬かな役を演じることになった背景には、自身が子役から芸能界入りした経歴と、有馬かなというキャラクターへの強い共感があった。原本人も「元々観ていた作品の大好きなキャラクター」「共感できる部分がすごく多い」と語っており、実際に役作りにおいてもキャラクターの内面や仕草を深く研究し、感情移入しやすい役柄だったという。
また、子役時代から俳優としての実績を積み重ねてきた原菜乃華は、有馬かなの「天才子役」としての側面や、成長とともに直面する芸能界の厳しさ、劣等感や人間的な弱さをリアルに表現できる点が評価され、抜擢されたと考えられる。
視聴者やファンからの評価・反響
原菜乃華の有馬かな役は「演技が上手すぎ」「有馬かなにしか見えない!」などと絶賛され、視聴者から「完璧と言っても良い程の再現力」「最強」「ハマり役」「100点満点」「変幻自在」といった声が多数寄せられている。
特に、喜怒哀楽が瞬時に変わるかなのキャラクターを的確に捉えた演技や、ジャパンアイドルフェスでのライブシーンなど、感情表現やアイドルらしさが高く評価されている。また、原作ファンからも「漫画やアニメでよく見ていた、有馬かなちゃんがそこにいた」と再現度の高さが話題となった。
実写版『推しの子』の魅力と今後の展望
実写版『【推しの子】』は、Amazonと東映がタッグを組み、累計2,000万部を超える大人気漫画の映像化プロジェクト。芸能界の光と影、複雑な人間関係や成長を描くストーリーがリアルに再現され、特にキャストの演技力で大きな話題を呼んでいる。
原菜乃華は、有馬かな役を通じて「アイドルになる夢」も叶え、今後も俳優・アイドルとしての活躍が期待される。作品自体も、ドラマシリーズに続き映画『【推しの子】-The Final Act-』が公開されるなど、今後も大きな展開が見込まれる。
『罪の声』の作品概要と原菜乃華の役どころ

映画『罪の声』は、実際にあった昭和最大の未解決事件をモチーフに、過去の事件に翻弄される2人の男の姿を描いた社会派ミステリーです。原作は塩田武士の同名小説で、第7回山田風太郎賞などを受賞した高評価作。映画では小栗旬が新聞記者・阿久津英士を、星野源が京都のテーラー・曽根俊也を演じ、2人が事件の真相を追う姿が描かれます。
原菜乃華が演じたのは、生島望という中学生の少女。彼女は、幼少期に自身の声が犯行グループによる脅迫テープに使われていたという過去を持ち、元滋賀県警の警察官・生島秀樹の娘で、映画字幕の翻訳家を夢見る役どころです。知らぬ間に犯罪に巻き込まれたことで人生が大きく変わり、苦悩と葛藤を抱えながらも前向きに生きる姿が印象的に描かれています。
小栗旬との共演エピソード
小栗旬は本作の主演であり、原菜乃華にとっては事務所の先輩でもあります。現場では小栗の存在が大きな支えとなり、原はその演技や姿勢から多くを学んだと語っています。また、映画の完成報告会など公式イベントでも、小栗旬は「過去の事件を扱っているが、今を生きる僕たちに刺さるものがある」と作品への手応えを語っており、共演者同士の信頼関係や現場の雰囲気の良さがうかがえます。
映画出演がキャリアに与えた影響
原菜乃華は『罪の声』での生島望役によって注目を集め、以降多くのドラマや映画に出演するきっかけとなりました。この作品での繊細な演技が評価され、若手実力派女優としての地位を確立。2022年には新海誠監督の『すずめの戸締まり』で主人公の声優に抜擢されるなど、活躍の幅を広げています。『罪の声』は、原にとってキャリアの転機となる重要な作品であり、以降の飛躍につながる代表作の一つとなりました。
『小栗旬との共演を通じて原菜乃華が学んだことは何だと思う?』
原菜乃華が小栗旬との共演を通じて学んだこととして、本人の発言やインタビュー内容から特に以下の点が挙げられます。
❍ 小栗旬は事務所の先輩として、演技のレッスンを開いてくれたり、ジムを紹介してくれたりと、俳優としての技術面・生活面の両方でサポートしてくれた存在です。
❍ 現場での周囲への気配りや、後輩への愛情ある接し方など、人間的な在り方も間近で学んだと語っています。
❍ 原菜乃華は「自分も小栗さんのような人になれたら」と述べており、演技力だけでなく、後輩や周囲に対する姿勢やプロ意識といった面でも強く影響を受けていることが分かります。
「事務所の先輩でもある小栗旬さんです。お芝居のレッスンを開いてくださったり、ジムを紹介してくださったり、お世話になっていて。周りの人への気の配り方なども、いつも勉強させてもらっています。私たち後輩に対しても愛情をもって接してくださる方なので、自分も小栗さんのような人になれたらいいなと思いますし、小栗さんにしてもらったことをいつか後輩につなげていけたらいいなと思っています。」
このように、原菜乃華は小栗旬との共演や関わりを通じて、俳優としての技術や現場での在り方、そして人としての気配りや後輩への接し方など、多くのことを学び、今後の自身の目標や理想像に大きな影響を受け
ていると考えられます。
原菜乃華の今後の活動と注目ポイント

今後の出演予定作品
2025年6月公開の主演映画『見える子ちゃん』で、ホラーコメディの主人公・みこ役を務める。
2025年1月放送の日本テレビ系ドラマ『となりのナースエイドSP 2025』に出演。川栄李奈や吉田鋼太郎らと共演し、話題を集めている。
2025年度前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』で、今田美桜演じるヒロインの妹・三女役として朝ドラ初出演を果たす。
実写版『【推しの子】-The Final Act-』で有馬かな役を演じ、ドラマと映画の両方で活躍。
さらなる飛躍が期待される理由
幼少期から子役として活動し、約15年のキャリアを持ちながらも初々しさとフレッシュ感を保っている点が業界でも高評価。
『すずめの戸締まり』で1700人超の中から主役に抜擢され、第18回声優アワード新人声優賞を受賞するなど、声優としても実力を証明。
CM出演社数も急増し、2024年には大手企業のCMに多数起用されるなど、広告業界からの注目度も高い。
2025年の朝ドラ出演で国民的女優へのステップアップが期待されている。
礼儀正しさや人柄の良さ、現場でのプロ意識なども高く評価されており、幅広い層から支持を集めている。
原菜乃華を応援するファンの声
SNSでは「コメディーセンスが光っている」「可愛すぎる」など、演技力や親しみやすさへの好意的な声が多数。
『すずめの戸締まり』での声や演技に「癒やされる」「元気をもらえる」といった感想も多く、声の魅力もファンに強く支持されている。
バラエティやCMで見せる素直で飾らないキャラクターが「親近感がある」「応援したくなる」と評判。
高校生へのインタビューでは「できるまでやればできる!」と前向きなメッセージを発信し、同世代・若年層からも共感を集めている。
今後も多方面での活躍が期待される原菜乃華は、演技力・人柄・声の魅力と三拍子そろった若手女優として、さらなる飛躍が注目されています。
原菜乃華の今後の出演予定作品は何か気になる
原菜乃華の今後の出演予定作品は以下の通りです。
NHK連続テレビ小説『あんぱん』でヒロイン三姉妹の三女・メイコ役として出演中。
映画『見える子ちゃん』で主演・四谷みこ役。2025年6月6日公開。
映画『ババンババンバンバンパイア』で篠塚葵役。2025年7月4日公開予定。
アニメ映画『不思議の国でアリスと-Dive in Wonderland-』で主演・りせ役(声の出演)。2025年8月29日公開予定。
日本テレビ系ドラマ『ちはやふる-めぐり-』に瑞沢高校競技かるた部の部員・月浦凪役で出演。2025年7月期放送予定。
このほか、実写版『【推しの子】-The Final Act-』など近年の出演作も話題となっています。