映画『ルノワール』で主演を務め、2025年のカンヌ国際映画祭で大きな注目を集めた新進気鋭の子役・鈴木唯(すずき ゆい)さん。オーディションで抜擢され、わずか2年のキャリアで世界の舞台に立つその才能と存在感が話題となっています。
※ またアナウンサーの鈴木唯さん(https://honobono-hiphop.com/yui_suzuki/) とは同姓同名ですが全く別人です。
鈴木唯とは?今注目の子役プロフィール

名前:鈴木 唯(すずき ゆい)
生年月日:2013年3月30日
年齢:12歳
出身:埼玉県
身長:153㎝(2023年5月)
家族:鈴木咲(妹)子役
父、母、唯さん、妹・咲さんの4人家族
幼い頃から姉妹でCM共演(2019年「花王 キュキュット ポンプ クリア 除菌篇」など)
2歳差で仲が良く、家族全体で芸能活動を支援
所属事務所:鈍牛倶楽部(どんぎゅうくらぶ)
演技の特徴・評価
直感的で自然体な演技が持ち味。考え込むよりも「感じたままに動く」タイプ
表情や少ないセリフで感情を伝える力があり、「芝居しているように見えない」と絶賛される
監督や共演者からは「自由で物怖じしない」「誰とでもすぐに打ち解ける」と評される
動物のモノマネが得意で、オーディションでも披露し現場を和ませた
鈴木唯さんは今の事務所の前に、スマイルモンキーに所属。たくさんのCMに出演しています。
現在(2024年9月より)芸能事務所「鈍牛倶楽部(どんぎゅうくらぶ)」に所属。
この事務所は、実力派俳優が多く在籍していることで知られ、映画やドラマを中心に演技力を重視する俳優育成で定評があります。そのため、唯さんも非常に自然な演技を見せる子役として、着実にキャリアを築いているようです。
事務所には、オダギリジョーさん・光石研さん・小林稔侍さんなどベテラン俳優から、今若手で注目の坂東龍汰さん・河合優美さんなども所属しています。
映画では、唯さんは今回の「ルノワール」のほか映画「ふれる」「とあるふたり」など出演実績があります。映画は2023年「ふれる」での美咲役・「とあるふたり」では唐沢陶子役で出演しています。
鈴木唯さんには2つ違いの妹咲さんがいます。
同じ事務所の所属で、CMなどにも出演する今話題の子役です。一緒に出演はわかっているのが、先ほどのCM「キュキュットポンプクリア除菌篇」だけですが、別々にたくさんのCMにも出ています。
カンヌでの評価
映画『ルノワール』での演技が約6分間のスタンディングオベーションを呼び、海外メディアからも「スクリーンを支配している」「演技がまばゆく美しい」と高評価を受ける
早川千絵監督は「何も言わなくても演技をしてくれる」「説明しなくても分かる」とその才能を称賛
素顔
好奇心旺盛で、未確認生物や都市伝説など不思議なことに興味津々
人見知りせず、現場の雰囲気を明るくするムードメーカー
家族や妹との仲も良く、温かい家庭で育ったことがうかがえる。
映画『ルノワール』での大抜擢とカンヌ国際映画祭
『ルノワール』とはどんな映画?
『ルノワール』は、早川千絵監督による2025年公開の日本映画です。舞台は1980年代後半の東京郊外。主人公は11歳の少女・沖田フキ(鈴木唯)。闘病中の父と仕事に追われる母と3人で暮らすフキが、大人たちの複雑な事情や心の痛みに触れながら、豊かな想像力と感受性でひと夏を過ごす姿を描くヒューマンドラマです。
タイトルは印象派画家ルノワールの絵画に由来し、劇中ではフキがその複製画に惹かれる場面も登場します。
主演オーディション秘話と監督が語る鈴木唯の魅力
フキ役のキャスティングは、映画の命運を左右する重要なものでした。早川監督は「何百人もの候補者と会う覚悟でオーディションに臨んだ」と語っていますが、最初に現れたのが当時11歳の鈴木唯さん。彼女の自然体で無垢な存在感に一目惚れし、「この子に出会えたことで、この映画を撮るべきだと確信した」と述懐しています。
監督は鈴木唯さんの演技について、「無心で演じているように見える」「脚本も彼女に合わせてどんどん変わっていった」と語り、その直感的な芝居と表情の豊かさを絶賛しています。
また、鈴木唯さん自身も「カメラがあっても気にせず、ゆっくり、のんびり、なにも考えずにできる」と語り、現場でも緊張せず自然体で臨んでいたことが明かされています。
カンヌでの評価と世界が注目した理由
『ルノワール』は第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に日本から唯一選出され、ワールドプレミア上映されました。上映後には約6分間のスタンディングオベーションが起こり、現地メディアや批評家からは「鈴木唯がスクリーンを支配している」「ニューカマーである鈴木唯の演技がまばゆく美しい」「彼女の演技に心を奪われる」など絶賛の声が相次ぎました。
鈴木唯さんは映画祭が選ぶ「注目すべき10人の才能」にも選出され、世界からの注目を集めました。
その理由として、彼女の瑞々しい演技力や、子どもの視点から大人の世界の複雑さや喪失を描く作品の詩的な世界観が、国境を越えて多くの観客の心を打ったことが挙げられます。
『ルノワール』は、早川千絵監督が自身の記憶を投影したパーソナルな物語であり、主演・鈴木唯の圧倒的な存在感と自然な演技が、カンヌをはじめ世界の映画ファンや批評家を魅了しました。今後の日本映画界、そして国際的な映画シーンでも、鈴木唯さんの活躍が大いに期待されています。
鈴木唯の演技力と出演作品まとめ
鈴木唯(すずき ゆい)さんは、2025年現在12歳の子役で、映画『ルノワール』主演をきっかけに世界的な注目を集めています。自然体で豊かな表現力が高く評価され、映画やCMでの活躍が目立ちます。

『ルノワール』以外の出演作品・CM・ドラマ
映画出演歴
『3月11日』(2023年)…被災した少女・赤倉宙役
『ここで吸っちゃダメ!』(2023年)
『とあるふたり』(2024年)
『ふれる』(2024年)…主演・美咲役
『少年と犬』(2025年)
『ルノワール』(2025年)…主演・沖田フキ役
CM出演歴(2025年までに11社)
花王「キュキュット ポンプ クリア除菌篇」
花王「ニベアクリーム 親子3世代篇」
Google「Google Home Mini Loves Cats 篇」
Z会「幼児2019 親子で、さかあそび篇」
UNIQLO 23FW「あったか防寒」
NTT docomo「ドコモ未来ミュージアム IMAGINE篇」
パナソニック「電気設備で Let’s ZEH!」
ポラスグループ
バズーカキャンディ、三菱鉛筆、embot+ など
妹・咲との共演作や話題のCM
花王「キュキュット ポンプ クリア除菌篇」(2019年)で姉妹共演
姉妹でのCM共演はこの1本ですが、それぞれ多くのCMや作品に出演しています
妹・咲さんの主な出演作
NHK朝ドラ『らんまん』『ちむどんどん』
丸亀製麺「シェイクうどん」CM
UNIQLO「ユニクロ天使」CM(2021年)
姉妹の話題性
姉妹そろって子役として活躍し、姉妹パワーや将来の共演にも期待が高まっています。
評判と今後の期待
演技力の評価
映画『ルノワール』での自然体で繊細な演技が国内外で高く評価され、カンヌ国際映画祭では「注目すべき10人の才能」に選ばれました。
監督や共演者からも「表情の豊かさ」「無垢な存在感」「難しい役どころを自然に演じる力」といった点で絶賛されています。
今後の期待
まだ12歳ながら主演作も多く、今後は映画だけでなくドラマや舞台など幅広い分野での活躍が期待されています。
「子役界の新星」「原石」として将来の日本映画界を担う存在になると見られています。
鈴木唯さんは、映画『ルノワール』での主演を皮切りに、映画やCMで多彩な役柄をこなす実力派子役です。妹・咲さんとの姉妹共演や話題性も抜群で、今後のさらなる飛躍が大いに期待されています。
まとめ:鈴木唯が子役界で注目される理由と今後
鈴木唯さんが子役界で注目される最大の理由は、映画『ルノワール』で見せた圧倒的な演技力と存在感です。オーディションで抜擢された彼女は、11歳の少女・フキ役として自然体かつ繊細な表現を披露し、観客や批評家から「芝居とは思えない」「目が離せない」と絶賛されました。
2025年のカンヌ国際映画祭では、公式上映後に6分間ものスタンディングオベーションを受け、「注目すべき10人の才能」にも選出されるなど、世界的な評価を獲得。海外メディアからも「演技がまばゆくて美しい」「役者たちの演技に心奪われる」と高く評価されています。
また、監督の早川千絵氏も「ディレクションが不要なほど自然に演じてくれる」と語り、共演者との信頼関係や現場での柔軟さも彼女の大きな魅力です。こうした特性が、国内外の映画関係者からも将来性を期待される理由となっています。
今後は、既に41か国以上での公開が決定している『ルノワール』を皮切りに、さらなる国際的な活躍が見込まれています。まだ12歳という若さでありながら、唯一無二の感性と表現力で、子役界のみならず日本映画界全体をリードする存在になることが期待されています。